矯正治療について

歯科矯正治療は、①子供の矯正 ②大人の矯正に分けられます。
①子供の矯正治療(1期治療)は、可撤式(かてつしき:患者さんが自分で取り外しができる)の装置が主に用いられます。

②永久歯列期の矯正治療(2期治療)は通常、思春期の成長期以後に行います。
この時期の代表的な治療方法としては、個々の歯に金属性(銀色)あるいはプラスチック(透明)の装置を取り付け、矯正用金属線(ワイヤー)の弾力を応用して歯を動かす方法があります。一般的な矯正治療はこれを指します。
※最近ではマウスピースを用いて矯正治療する事もできます。

矯正治療の流れ

カウンセリング
患者様の悩みや心配事、希望などをお聞きした上で、口腔内を診査します。
あなたの症状の説明・矯正歯科の流れや仕組み・治療期間・費用についてなどをご説明します。
矯正歯科は期間が必要な治療です。気になることは、お気軽にご相談下さい。

精密検査
精密検査を行い、歯並びや顎の状態をさらに詳しく診査します。
顎と頭部のレントゲン写真を撮影したり、口腔写真、顔写真の撮影、歯型の採取などを行います。

精密検査の結果説明(診断)
精密検査の検査結果を元に、治療方針や期間をご説明をします。
次回から、いよいよ治療に入ります。

矯正治療開始
矯正装置を装着し、歯を動かす期間に入ります。
装着後は通常月に1回程度通院して頂き、経過確認や装置の調整などを行います。
また、治療期間中にとても重要なブラッシング方法もマスターして頂きます。
 ※治療期間はあくまで目安で、症状によって異なります。

メンテナンス
歯が正しい場所へと移動したら、矯正装置を外します。
その後、後戻りしないように、リテーナー(保定装置)を装着して歯を安定させます。
この期間は一般的に2~3ヶ月に1度程度通院して頂きます。
※メンテナンス期間は症状によって異なります。

治療完了
ただし、きれいになった歯並びを維持するために、定期的な検診をおすすめします。

矯正料金(税込み)について

相談料-------------------------------無料
資料代(初回のみ)---------------------550円
観察料(保定後は来院ごと)-------------2,200円

装置代
子供の矯正治療:子供の歯もしくは生え変わりの時期の治療で、大人の矯正治療までに行う治療です。
:調節料(2,200円)が来院ごとに必要です
矯正歯科治療の一般的な治療期間は、4-5年になります。また一般的な通院回数は50回になります。
子供の矯正治療費(大人の歯に生え変わるまでの矯正装置代をまとめて頂きます):330,000円

大人の矯正治療
矯正歯科治療の一般的な治療期間は、3年になります。また一般的な通院回数は36回になります。
1.マルチブラケットという装置を歯に付けて治療をする場合。
 基本料(上下の料金です):605,000円
 白い針金の追加(上下それぞれ):22,000円
調節料(4,400円)が来院ごとに必要です

2.マウスピース型矯正歯科装置を使って矯正治療をする場合。
コンピューターシュミレーション代:55,000円
マウスピース型歯科矯正装置(上下の料金です):660,000円
治療期間中の調節料¥0(トータルフィー)
3.保定装置:後戻りを防止する装置です。
 上顎用と下顎用があります。
 一装置につき33,000円

矯正歯科治療は公的医療保険の適用外の自費(自由)診療となります。

矯正治療の副作用等について

以下の記述は必ずHPに記載する事になっております。
<矯正歯科 治療 に伴う一般的なリスクや副作用について>
① 最初は 矯正装置による不快感、痛み等 があります。数日間1,2週間で慣れることが多いです 。 ② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。 ③ 装置の使用 状況 、顎間ゴム の使用 状況 、定期的な通院等、 矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。 ④ 治療中は 、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まります ので、丁寧に 磨い たり、定期的な メンテナンスを受け たりすることが重要です 。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。 ⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。 ⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。 ⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が 障害 を受けて壊死することがあります。 ⑧ 治療途中に金属 等のアレルギー 症状が出ることがあります。 ⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。 ⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。 ⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性 があります。 ⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。 ⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。 ⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。 ⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。 ⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。 ⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが 変化 することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。 ⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります 。
<マウスピース型矯正歯科装置が薬機法対象外であることについて>
当院で使用しているマウスピース型矯正歯科装置は、日本国の薬機法上の医療機器および歯科技工士法上の矯正装置、日本国歯科技工士法上の矯正装置に該当しません。薬機法の対象外であるため、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。
当院で使用しているマウスピース型矯正歯科装置以外に、日本で承認を得ている医療機器・矯正装置は存在します。 当院で使用しているマウスピース型矯正歯科装置は、担当歯科医師の責任のもとで使用して頂いております。
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